篠田通弘 金生山ヒメボタル写真展 のご案内

2021年4月29日(木・祝)~2021年6月27日(日)



5/16(日) 「第2回ギャラリートーク」 残席3です
(5/14現在)
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(5/13UP)





プレス・リリース 『岐阜新聞』 2021年4月26日、29日掲載(半5段)





大垣市赤坂町金生山に生息する大垣市天然記念物「金生山ヒメボタル」は、「山蛍」とも呼ばれる陸生のホタル。2007年にヒメボタルとしては日本で2番目に天然記念物指定された。ゲンジボタルやヘイケボタルと違って、一生を山で暮らすホタルで、体長約9㎜(オス)、7㎜(メス)前後と小さい。初夏の深夜に1秒間に約2回、フラッシュのように鋭く発光する。メスは後翅が退化し飛ぶことができないため、今では生息域は金生山明星輪寺の境内地(私有地)付近に限られている。
金生山ヒメボタルの輝きと生態に魅せられて12年。許可を得てこれまでに300日を超す観察と撮影を継続。昨年は40日間144時間に及ぶ深夜の生態観察を実施。
比較明合成によって作品化されることの多いヒメボタルだが、今展では合成のないヒメボタル写真のみを展示する。天然記念物の緊張感あふれる命の輝きに注目いただきたい。





ヒメボタル写真は短時間露光を数十分から、時には1時間以上も繰り返して、そのデータを比較明合成して仕上げる手法が一般に行われています。ヒメボタルが活動する時間帯が深夜である深夜型の場合は、背景が真っ暗となることが多いので、明るいうちに背景を撮影しておいて、PC上でヒメボタルの発光写真と合成した「合成画像」が作られます。しかしその場合の背景画像は、ヒメボタルが発光活動を行う深夜に撮影されたものではありません。
また1枚1枚は短時間露光で撮影された画像ですから、ノイズも少ない。そうして画像を重ねれば重ねるほど見事な光跡を描いた絵が出来上がりますが、でもそれは「合成した画像」であって「写真」ではない、とする厳しい指摘もあります。

篠田はこれまで、「○時○分~○時○分まで、○秒露光画像を○枚比較明コンポジット」と明記する方針をとってきました。「金生山姫螢写真教室」やαアカデミー「金生山ヒメボタル撮影講座」でも皆さんにそれをお伝えしてきました。しかし、それでもシャッターのタイミングでは光跡が中断してしまい、ヒメボタルの生態を記録した「真実を写した写真」とは異なることも事実です。
そこで今回の展示では、比較明合成の手法を一切とらない1枚画像のみの「写真」で構成しました。展示写真をご覧になって、比較明大量コンポジットした「画像」と比べて「寂しい」と感じられるかもしれませんが、1枚1枚が命をつなぐ営みの記録です。その緊張感に心打たれ、長い年月が過ぎました。展示を通して、天然記念物金生山ヒメボタルの活動を「写真」に記録するとはどういうことかを考える大切な時間となりました。


(2020年8月29日~9月11日開催 『αギャラリー「篠田通弘作品展 山岳星景とヒメボタルの世界」』 に寄せた小文を再録)






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ギャラリー・トーク(作品解説)のお知らせ *****


□□□ 第2回 ギャラリー・トークを開催します!
(10名限定、先着順、事前予約が必要です) □□□

●期日 5月16日(日)14時15分から約1時間
●会場 ぎふチャン(岐阜放送)本社前フロア      

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皆さんのご参加をお待ちします!



**** 5/2の第1回ギャラリートーク はおかげさまで満席、終了しました ****